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アロマの香りは生活をワンランクアップさせてくれる

クレオパトラがバラの花を入浴や香水に使っていたように、私たちは、紀元前3000年頃から香りとともに暮らしてきました。
生活に香りを取り入れてきた歴史は5000年も前から始まっていると言われています。
ホッと一息癒しの時間をくれたり、元気付けてくれるだけでなく、現在は精油を使った療法のアロマテラピー、健康や美容にも幅広く香りの効能が使われています。
エッセンシャルオイルとアロマオイルの違いとは
実際にアロマを使ってみようと、オイルを手にしようと思った時、
エッセンシャルオイル、精油、アロマオイル、ポプリオイル、フレグランスオイルなど…さまざまなオイルがあって迷ってしまった経験はありませんか?
実はエッセンシャルオイル(精油)とアロマオイルには大きな違いがあり、間違ってしまうと肌トラブルを起こしてしまう可能性もあるんです。今回はその違いについてご紹介します。
エッセンシャルオイル(精油)は、100%天然のもの
「エッセンシャルオイル」は、日本語では「精油」とも言われていて、どちらも同じものを指しています。
植物の花や葉っぱ、茎、根、果物の皮、樹脂、種子など、植物から抽出した100%天然のものから作られています。
原料となる植物や抽出量によって価格も大きく変わってくるのが特徴です。
果物の皮から抽出されるエッセンシャルオイル(精油)は手頃な価格ですが、例えばローズ等は、1kgのエッセンシャルオイル(精油)を抽出するのに3トンも花びらが必要なんです!
そのため、花から作られるエッセンシャルオイル(精油)などは高価なものがあります。
エッセンシャルオイル(精油)はアロマテラピーに使うことができます。
香りを楽しむだけではなく、お風呂に入れてアロマバスにしたり、オイルで希釈してマッサージに使ったり、手作りコスメに使うなど用途は幅広くあります。
植物によって香りの特徴があり、自身の心と体に合わせて使い分けると効果的です。
イライラを抑えたり、明るい気持ちにさせてくれたり、集中力や記憶力を上げてくれるなど「心の悩み」から、二日酔い、肩こり、花粉症など「体の悩み」まで幅広い症状に効果があります。
アロマオイルは、香りを楽しむもの
エッセンシャルオイルは100%天然のものである一方で、「アロマオイル」は、エッセンシャルオイル(精油)とは違い、100%天然のものではないオイルです。
精油が使われていてもアルコールなどで希釈していたり、合成香料を使っていたりする「人工香料」です。
香りを楽しむためのオイルとしては安価で手に入るのでとても便利なオイルです。
ただし、「身体に直接つけても大丈夫」という注意書きがなければ肌荒れの原因となりかねませんので、注意が必要です。
エッセンシャルオイル(精油)とアロマオイルの見分け方と、チェックしておきたい項目
エッセンシャルオイル(精油)とアロマオイルの容器はとてもよく似ています。購入するときには注意しましょう。
今回は、エッセンシャルオイル(精油)とアロマオイルの見分け方と併せて、購入する時にチェックしておきたい項目も簡単にまとめておいたので参考にしてください。
エッセンシャルオイルを選ぶ時のチェック項目
①100%天然素材
「エッセンシャルオイル(Essential Oil)」、「100% pure」と書かれているかを確認します。
②精油名、学名、原産地
例えば、同じカモミールでも「ジャーマンカモミール」や「ローマンカモミール」では成分も使用目的も変わってくるので確認が必要です。
また、ワインと一緒で作られた土地によって香りに差が出ることがありますので、原産地も確認するようにしましょう。
③抽出方法、輸入元や製造元
抽出方法は、例えばローズでは溶剤抽出法で抽出されると「ローズ・アブソリュート」、水蒸気蒸留法で抽出されると「ローズ・オットー」となります。抽出方法が違うと成分も香りも異なるので確認しておきましょう。
また、輸入元や製造元がきちんと書かれていることも品質を見極めるポイントになります。
おわりに
エッセンシャルオイル(精油)とアロマオイルの違いを簡単にまとめると以下になります。
それぞれの違いを踏まえた上で香りを楽しみましょう。

今回は、エッセンシャルオイル(精油)とアロマオイルの違いをご紹介しました。
それぞれの違いについて注意すれば、あとは大好きな香りを選ぶだけです♡
手軽に香りのある生活を楽しんでみてください。